スタートアップの基礎知識「JV・PMF・リーンスタートアップ」など10選

更新日:2017年12月18日

スタートアップで働いているとよく耳にする言葉をコツコツと書き溜めていくシリーズ第5弾です。

前回のはこちら

「リテンション」

サービスをユーザーが継続して使うこと。サービスの継続率はスタートアップの初期には特に重要視される指標となる。また、人事でも社員が会社に定着することをリテンションと呼ぶ

「ブラックハット」

Googleなどの検索エンジンにおいて、検索順位を不正に操作する手法のこと。最近では検索エンジン側の対応も早く、すぐに通用しなくなる。逆に正攻法のやり方はホワイトハットと言う

「レガシー」

遺産という意味だが、ネガティブに時代遅れのものという意味でも使ったりもする。時代遅れな枯れた技術は、場面によっては普及していてみんなが使っていたり散々検証されノウハウが蓄積されていたりするので、スタートアップの武器になることもある

「JV」

ジョイントベンチャー。企業同士でお金を出し合って合弁会社や新規事業をつくること、またそうやって作られた会社のこと。最近では大企業の持つリソースとスタートアップの持つアイデアを組み合わせたジョイントベンチャーも多い

「PMF」

プロダクトマーケットフィット。作られた製品が、本当に世の中に広まる可能性があるか、想定した市場に受け入れられるか検証すること。継続率や課金率、NPSを使ったエンゲージメント調査などを行う

「フェロー」

もともとは研究者の称号的な意味だが、最近では会社の中で特別な技術に長けた人を役員と同レベルで扱った役職をフェローと呼んだりする。

「アーリーステージ」

スタートアップが製品をリリースした直後から始まる新たな成長期のこと。それまでなかなか投資を受けることができなかった状況から、一転してサービスがリリースされたことで高い評価を受けて大きな投資をうけることも

「リーンスタートアップ」

エリック・リース氏が自身の起業体験を元に、スタートアップの始め方を体系的にまとめあげ、さらにそこにトヨタの生産方式を組み込んだ起業の手法論。小さい失敗を重ねて繰り返すことによって、事業の成功角度をあげていくという考え

「ダウンラウンド」

投資を受ける際に、前回のラウンドより評価額が下がること。前回のラウンドまでに参加した投資家たちに損をさせてしまうことになるので、かなりネガティブな状態。初期のラウンドで無理な評価額で投資を受けた結果、ダウンラウンドになることなどがある

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書き手:小島 芳樹
Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。
Twitter: @yoshikikoji

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