面倒な海外送金を手軽に。いま注目の海外送金サービス「TrasferWise」とは?

更新日:2018年10月9日

数年後に迫った東京オリンピックなどの影響で、グローバルな人材への需要が高まっています。また、次々と登場する簡単・便利な旅行予約アプリやLCCの一般化によって、海外が以前よりもっと身近な存在となっています。
海外に出る際には必ず必要となる「お金・レート」の話。想定していた額で換金できなかったり、送金システムがよく分からなかったり、口座を作らなければいけなかったりと面倒な印象があります。その面倒をすべて簡略化したサービス「TransferWise」について見ていきます。

TransferWiseの仕組み

TransferWiseはイギリス発祥の金融サービスです。1,300通貨ルート/59ヵ国以上で利用可能になっており、世界各地に銀行口座を持つ人たちをマッチングさせ、それぞれの口座から「国内送金」として為替を両替します。そうすることで従来よりも約10分の1程度のコストで海外送金が簡単に行えるのです。
また、TrasferWise上で口座を開設してしまえば他の銀行などで新しく手続きをする必要がないので、口座の管理や手数料比較などの面倒から解放されます。


-公式サイトより。動画のUIもシンプルで分かりやすくなっています。

また、その使いやすさの特徴は3つあります。
・手数料の安さ(従来より最大8%カット)
・UIがシンプルで誰でも使いやすい
・完全オンライン送金

サイト上でもレートを確認できる

アプリひとつで簡単に、安く海外送金ができる

アプリのレビューを見ていると、本人の渡航だけではなく色々な使い方があることがわかります。ワーホリ中の子供に仕送りを送る親御さんであったり、留学時の学費や諸費の振込に使っている方もいました。
同時に「振込に時間がかかる」とのレビューもあり、TrasferWiseの口座登録が少ない地域とのマッチングや、利用者が増えた際の通信問題をどう解決していくかが今後注目されていきそうです。

アプリの画面上ですぐに為替が確認できる

今後注目していきたい「法人口座」

公式サイト上の「法人口座」の欄。現在は「日本利用不可」となっていますが、この中に「フリーランサーとして支払いを受ける」という項目があります。今は日本で使用できませんが、これからこの機能が日本向けにも整備された場合、個人クリエイターとして海外のお仕事も積極的に受けることができます。

こうしたプロダクトで海外との壁が低くなることによって、クリエイターとしての成長の伸びしろが増えたり、仕事の幅が増えることも考えられます。こうしたプロダクトをうまく活用して、挑戦の幅を広げられたらいいですね。

今回紹介したTrasferWiseの詳細はこちらから

書き手: もりむし
未経験×独学からデザイナーになりたくてなった人。 フルスタック修行中。
Twitter: @moriom_d

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