10月に新製品「InVision Studio」と「InVision DSM」、そして大型の資金調達を発表したInVisionですが、まだまだ隠し玉を持っていたようです…!2018年、InVisionが大きなバージョンアップを行い、高速化&新機能を伴ってリリースされます。新バージョンのコードネームは「V7」です。
目次
本体サービスの大幅リニューアル
10月に新製品が発表されたInVisionですが、これまで本体サービスのアップデートについては特にアナウンスされてきませんでした。なので誰もここから大きなバージョンアップがあるとは思っていなかったでしょう。それだけに今回の発表は衝撃的でした。
リニューアルの内容としては
- 最大8倍の高速化
- プラットフォーム全体の統一化
- 新機能「スペース」
- 権限管理のの強化
- StudioやDSMとの連携
といったものが行われているようです。
最大8倍の高速化
InVisionはもともとWebサービスであり、ブラウザ上で動くものですので、やはりデスクトップアプリケーションと比べてしまうと読み込みが遅かったり操作がもたついてしまったりと決して使いやすいものではありませんでした。最初のローンチからかなり年数も経っていますので、最新のフロントエンドのアーキテクチャでInVisionを作り直すことで、この最大8倍の高速化が可能になったのでしょう。
高速化=使いやすさに直結していることは間違いありませんし、Adobe XDも「速さ」や「軽さ」を売りにしていますので、InVisionとしても「ブラウザ上でサクサク動く」ことは大きな課題として捉えていたはずです。
新機能「スペース」
説明ではInVisionで作ったPrototypes・Boards・Freehands、さらにチームで利用する他のツールのドキュメントを一箇所で見れるようにする機能…とのこと。最初ただのフォルダー機能かと思ったのですが、色々なツールをまとめて一箇所で見れるハブのような機能のようです。ムービーでその様子が少し出ますが、実際に使ってみないとちょっとわからないところが多そうですね。
2018年はInVision無双、XDとSketchはどうなる?
「InVision V7」
「InVision Studio」
「InVision DSM」
まさに来年はInVision無双状態…!
対するAdobe XDは色々とアップデートを用意しているはずですが、まさかInVisionがここまでのスピード感でプロダクトを出してくるとは思っていなかったでしょう…。そしてSketch、これまでInVisionと友好な関係を築いてきたように見えますが今後は…?
とにかく来年、間違いなくアプリ・Web制作の現場に激変が起こることは間違いなさそうです。
引き続きTECHNICAL CREATORでは、どこよりも速く、どこよりも詳しく、InVisionの最新情報をお届けしていきたいと思います!
(日本法人出来ないのかなぁ…おーい!見てるか、中の人ー!)
関連情報
書き手:小島 芳樹 Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。 Twitter: @yoshikikoji |
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