5月15日、Adobe XDが最新版のアップデートと、無料で使える「スタータープラン」をの発表を行いました。
目次
Adobe XDのスタータープランとは?
料金表を見てみましょう。
これまでの単体プラン・CCコンプリートプランに加えて、スタータープランが追加されています。
スタータープランでは、共有可能なプロジェクトを1個限定で作ることが出来るほか、クラウドストレージ2GB・Typekit無料プラン・CCライブラリなど、CC製品群の一部を利用することも出来ます。
InVision Studioは完全無料
Adobe XDがここにきて無料プランを用意したのは、やはり完全無料で提供される予定のInVision Studioの正式リリースを見越してのことなのではないでしょうか?まだアーリーユーザーしか使えず機能不足感がありますが、いつ正式リリースが発表されてもおかしくない状況です。あれだけのものが完全無料で提供されるということに、Adobeが脅威を感じていないわけがありません。
Figmaは3プロジェクトまで無料
また、最近InVisionと並んで勢いを増しているのがFigmaです。FigmaにもStarter Teamというプランがあり、3プロジェクトまでは無料となっています。1プロジェクトと3プロジェクトではだいぶ無料で使える幅が違うと思うんですよね。3プロジェクト作れれば、古いプロジェクトを残しつつ、新しいプロジェクトを作れるので、もしかしたら課金率が落ちるかもしれません。1プロジェクトでのほうが課金率が上がるのか、それともいまいち試せないままユーザーが離れてしまうのか…?
マーケティング戦略も一気に無料プラン推しへ
Adobe XDのgoogle adwords広告も、さっそく無料プランに変更されていました。
Adobeのマーケティング担当者の方も、「無料」という激熱なキャッチコピーを使えるようになったので、ゴリゴリこれでユーザーを獲得するつもりでしょう。
どうなる?デザインツール戦争
さて、InVision Studio・Figma・Sketch、そしてAdobe XD…デザインツール戦争はますます激化してきていますが、どのツールが生き残るのか?それとも場面や開発体制に合わせて使われるツールがそれぞれ生き残るのか…?
Adobe XD本、良さげ
そういえば、Adobe XD本が出ますね!良さげです!!
書き手:小島 芳樹 Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。 Twitter: @yoshikikoji |
この記事が気に入ったらいいね・フォローお願いします!