Sketch47リリース。新機能LibrariesとSmooth Cornersの使い方

更新日:2017年10月11日

Sketch47が正式にリリースされました。まだアップデートしていない人はSketchを再起動、もしくはCheck For Updatesすると最新版がインストールできます。

今回は大きく2つの追加機能があります

  • Libraries
  • Smooth Corners

それぞれ解説します。

Librariesで変わるチームによる共同作業

LibrariesはSymbolを同期する機能です。今までSketchではドキュメント内で利用する共通のパーツをSymbol化することによって使いまわすことができました。このLibrariesは、Symbolが入ったSketchファイルを外部ファイルとして読み込むことによって、ファイル間でSymbolを同期することができる機能です。

使い方

Symbolを作成します。このSketchファイルにはsample_libraryという名前をつけておきました。

新しいSketchファイルを作成し、メニューからPreferencesを選択。Librariesのタブを選択します。

Add Libraryをクリックして、先程作成したsample_libraryを選択すると、Librariesにファイルが追加されます。

メニューからInsert▶sample_libraryを選択すると、Symbolが一覧表示されます

選択するとsamle_libraryで作ったSymbolが新しいSketchに挿入されます。

再び元のsample_libraryを開いて、ボタンの色を赤くして上書きします。

すると新しく作成したSketchの右端にLibraries更新の通知が表示されます。

更新の通知をポチると、更新された内容が表示されます。

新しいSketchファイルにも先程の変更が反映されました。

LibrariesのSymbolはレイヤーリスト上でこのアイコンになって表示されます。

またすでに挿入済みのLibrary Symbolsをダブルクリックすると、元のファイルを開いて編集することができます。

もしもチームで共同でこのLibrariesファイルを使いまわす場合は、全員がこのファイルを編集できないように同期ツールの機能を使って読み取り専用などにすることによって権限分けを行うことが推奨されています。

Smooth CornersはiOS特有の角丸に対応

iOSのアイコンなどに利用されている角のRは普通の角丸よりちょっと滑らかな角度で曲がっていました。それを再現できるようになったのがこのSmooth Corners。Radiusの中にSmooth Cornersというチェックボックスがあるので、そこをポチるだけ。パッと見気づかないですがよく見るとわかります。

その他、バグ対応など。Sketch48の予告も…?

その他にも細かいバグ修正やパフォーマンスの向上が行われているようです。さらにSketch48にも取り組んでいるとのこと…。またパワーアップしてしまったSketch!今回のバージョンアップによって、チーム内での作業環境が変化しそうですし、またクリエイターが便利なライブラリを作成してネットで配布するなんてこともありそうです。

書き手:小島 芳樹
Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。
Twitter: @yoshikikoji

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