今年もグッドデザイン賞が発表されました。グッドデザイン賞はプロダクトデザインや建築デザインだけではなく、さまざまなジャンルに渡って社会の課題をデザインの力で解決すること、そしてデザインの重要性をより社会に浸透させるためのものです。
今年は4,495件の応募があり、その中から1,403件が受賞となりました。本サイトではその中からスマートフォン向けのアプリやWebサービスをピックアップしてまとめました。
目次
日本経済新聞 電子版アプリ / 日本経済新聞 紙面ビューアーアプリ
日経新聞の電子版アプリと紙面ビューアーアプリです。ベスト100にも選ばれています。iOS版の公開は2010年ということで、実はもう7年も運用されてたんですね…!
みえる電話
NTTドコモによる、電話の声が聞き取りづらい人のために、通話内容をその場で文字起こししてくれるアプリ。聴覚障害の方やご高齢者に向けたサービスです。少子高齢化が進む日本において、このような課題解決は必要不可欠。このアプリもベスト100に選ばれています。
しゃべり描きUI(ユーザーインターフェース)
画面に指をなぞりながらしゃべると、文字起こしされた内容が軌跡に表示されるUI。文字とお絵かきを組み合わせてコミュニケーションが出来るというアプリです。このアプリもベスト100に選ばれています。
生産者支援プラットフォーム SEND(センド)
農畜水産業の生産者と、食材にこだわるレストランをつなぐサービス。生産者とレストランに特化したECという感じ。流通の仕組みも構築しているようです。こちらのサービスもベスト100に選ばれています。
みんなのシール
撮った写真をスマホ上で組み合わせてシールを作成できるアプリ。アプリから注文したシールは最短で翌日には到着します。
otototone(オトトトン)
録音した音から60種類を超えるキャラクターを生成できるアプリ。
グリコード
グリコを規則的に並べ替えることでキャラクターを動かすことが出来る、プログラミング教育アプリ。
ゆびつむぎ
タッチすると動物や植物が登場する絵本のようなアプリ。幼児期の子供と親のコミュニケーションを育むアプリです。
じぶん銀行スマートフォンアプリ
じぶん銀行のアプリ。タイムラインやセブンイレブンでスマホからATMで入出金できる機能など先進的なサービスを提供。
ポケットセラピスト -カラダとココロの痛みの健康相談サービス
国家資格を持った専門家にチャットで健康相談ができるWebサービス。
FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-コンシェルジュ
病院の受付を、入り口を通るだけで済ませてくれたり、自分の順番までの待ち時間を教えてくれるアプリ。予約日の管理もできて、行き忘れを防いでくれます。
頭痛ーる
気圧予報を元に体調管理を促してくれるアプリ。
amehare〈アメハレ〉
天気予報アプリ。使うユーザーに合わせてパーソナライズされた天気予報を教えてくれます。
母子健康手帳アプリ
紙の母子手帳の情報をクラウド化して管理してくれるアプリ。
保育施設向けアプリ キッズダイアリー
登園・退園の記録や集計、延長保育、保護者からの電話連絡、請求書の作成などがアプリで一括管理できるサービスです。
レビューツール Brushup
静止画・動画・OfficeドキュメントをWeb上でレビュー・フィードバック出来るツール。フェンリルさんから今年独立したサービスですね。
さんち 〜工芸と探訪〜
中川政七商店のWebメディア。デザインはグッドパッチが担当でした。
所感
なんか最近話題の新サービスとかあんまりなかった印象。お金もかかるし、準備も大変だしみんなやらないんですかね。社会的意義もある賞なので、ぜひみなさん積極的に参加してほしいけれども。グッドデザイン運営側も、そのあたりもうちょっと企業側に働きかけてみてはどうなんでしょう?
書き手:小島 芳樹 Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。 Twitter: @yoshikikoji |
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