Quipってご存知でしたか?実は筆者は先週まで全然知りませんでした…でも2012年からあるワードプロセッサアプリで、昨年Salesforceが7億5000万ドル(日本円で860億円…?)で買収されたサービスです。800億円ってちょっとチビりそうになりました…。
Salesforceがワードプロセッサアプリを提供するQuipを7億5000万ドルで買収
で、ちょっと触ってみたんですけどめっちゃ便利で。これはMicrosoft OfficeやGoogleドキュメント・スプレッドシートいらなくなっちゃいそうだな!と思ったので軽く紹介します。
目次
リアルタイムで共同編集できるWord・Excelです
Quipをひとことで言い表すとしたら「リアルタイムで共同編集できるWord・Excel」って感じです。それだけだとGoogleドキュメントやスプレッドシートと何が違うのー?という感じがしますが、Quipはそこにチャットがついています。
・文書
・表計算
・チャット
これを巧みに組み合わせることで必要ない会議なんてなくしちゃおうぜ!というのがQuip。
SlackやチャットワークとGoogleドキュメント組み合わせればできるじゃんという気がしますが、それぞれを一つのアプリ内でシームレスに行ったり来たりできるのはやっぱ快適なんですよね。
会社・部署・プロジェクトごとにドキュメントを管理できる
GoogleドライブやDropboxのように一箇所にドキュメントをまとめて、共有することができます。もちろん会社や部署、プロジェクトなど大きな組織から小さなチームまで、多様な構成に対応できるので、共有範囲を狭めることも広げることもできます。
マルチデバイス対応、スマホでもPCでも。
もともとQuipはスマホ向けで作られていたようで。今はマルチデバイス対応してるので、スマホであればiOS・Androidアプリが、そしてPCならブラウザ版・Macアプリ・Windowsアプリが用意されています。UIもそれぞれのデバイスに最適化されているので、感覚的にデバイス間を移動しながら使うことができます。
SalesforceやSlackとの外部連携も
去年Salesforceが買収したサービスですので、もちろんSalesforceとの連携も。またGoogleやSlackのアカウントでサインアップすることもできるので、もしも今組織でそれらのアカウントを使っているようであれば、同じ組織体型でQuipを始めることができます。
導入の壁は?小さいチームで導入してみよう
とはいえ、これらのドキュメントツールって大きい会社だとなかなかリプレイスが難しいですよね…。セキュリティ面も気になるでしょうし、WordやExcelの感覚で使えるとはいえ大抵の組織では入れるのに抵抗があるはず。なのでまずはまだ人数の少ないスタートアップや、プロジェクト単位で試しに入れてみてはどうでしょう?外部の方とのやりとりも、プロジェクト単位で共有フォルダを作ることが出来るので、人数が少ないプロジェクトはぜひ!
Salesforceが肝いりで買収したこのサービス。もしかしたら数年後にはMicrosoft Officeの不動の地位をSalesforceが脅かしているのかも…?
Quip
書き手:小島 芳樹 Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。 Twitter: @yoshikikoji |
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