デザイン初学者にオススメしたい。基礎から学べるデザインの本4冊

更新日:2018年11月2日

デザイン系の技術書が世の中に溢れすぎていて、一体どれを買ったらいいか分からなくなること多々あると思います。デザイン初学者であればあるほど良し悪しが分からずとりあえずたくさん買う!なんてことにも…。積読が増える原因にもなってしまうので、できれば良書だけを手元に置いておきたいですよね。
そんなデザイン初学者さんにオススメしたい良書をまとめてみました。気になった方はぜひ購入の参考にしてもらえると嬉しいです。

なるほどデザイン

Amazonのベストセラーにも入っている筒井美希さんのデザイン本です。どちらかというとDTP寄りの表現の話が多いですが、デザイン見本だけではなくタイポグラフィや色、写真などデザインにまつわる様々な要素を「どう選んでいけばいいのか」がしっかりと解説されています。文字ばかりではなく絵や写真などの見本で説明がされているので大変わかりやすいです。
基礎を楽しく、雑誌を見るような感覚で理解したい方にオススメです。

けっきょく、よはく。

最近はシンプルかつ余白で魅せるデザインが流行っている傾向にあります。人気も高く、憧れやすいデザインですよね。ただ初心者がシンプルなデザインをするのは結構難易度が高く、なんだか寂しい印象になってしまったり、装飾が変に浮いてしまったりと「なんか違う…」となることが多いと思います。そんな初心者が陥りやすい「なんか違うデザイン」と、ベテランデザイナーの改善例を様々なサンプルと共に紹介してくれている本です。
解説やポイントも明記されていますが、とりあえず何が違うのかを比べて観察したい方や、たくさんの見本を見て引き出しを増やしたい方にオススメです。

ゼロから始めるデザイン

この本は上記に比べ文字が少し多めですが、しっかりとした解説文と見本で知識から落とし込んでいける本になります。ビジュアルで見て習得するよりも、まずは理屈から入っていきたい方、思考として理解をしてからデザインを進めたい方にオススメです。
またこの本はデザインの基本原則から規則性、そして印刷・Webデザインのデザインデータの作り方までが丁寧に掲載されています。まずは基本の知識を満遍なく身に付けたい方にもベストだと思います。

デザインの基本ノート

上記の話がバランスよく1冊にまとまっている且つ、デザイン業務に関するあれこれも一緒に掲載されています。デザインの仕事を請けるにあたってのワークフローや、ファイル管理、指示書の作り方から、デザイン案のプレゼン方法、費用の算出方法までこれでもかと基礎知識が載っています。
もちろんデザインの基礎についてのお話もしっかり掲載されているのでご安心を。レタッチのやり方や図版の作り方、専門用語解説まで…。ここまで網羅されているのに他の技術書と値段が変わらないのが驚きのレベルです。
とりあえずデザイン業務とは何をするのか。幅広い知識を浅く広く身に付けたい・ワークフロー業務含めての知識をつけたい方にオススメです。

基礎を学ぶにもアプローチ方法は様々

いかがでしたでしょうか。本によって特性は色々あるので、自分がより読みたいと思ったもの・自分の勉強方法や一番腑に落ちやすいと思った本を選ぶことでデザイン基礎力の身につき方も変わってくるかと思います。ぜひこうした本のレビューからあなたに合った本が見つかり、よりデザインの知識を深める手助けになれば幸いです。

書き手: もりむし
未経験×独学からデザイナーになりたくてなった人。 フルスタック修行中。
Twitter: @moriom_d

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