
リオ五輪の閉会式、日本のプレゼンテーションは多方面から賞賛を受けました。ダンス・音楽・映像、独特の世界観が入り乱れた本当に素晴らしいものでした。
さて、スタジアム問題やロゴの問題など明るい話だけではない東京五輪ですが、4年後はあっという間にやってきます。2020年、デザインとテクノロジーにはどんな変化が起きているのでしょう?
目次
多言語化は間に合うのか?
来日外国人が増えているとはいえ、その方々が必要とする多言語対応について、決して十分といえる状況ではありません。そして4年後にそれが大きく進んでいるかというと、あまり良い見通しではないように感じます。
そんな中、昨日出ていたこんなニュース。
マクドナルドのセルフレジに絶賛の嵐「はやく全国で導入して」
人手不足だけではなく、言葉がわからなくても注文ができる仕組みとして、注目を集めています。
マクドナルドが人件費を減らし始めた… pic.twitter.com/0SzGew8Vd1
— ごうれむ (@506kun) 2016年8月14日
AR・VR
ARやVRの技術進歩のスピードがどんどん上がっています。今までは開発者の人間でなければAR・VRの技術に触れたことがないという人も気軽に触れる場が増えてきました。
もしかしたら2020年五輪はVR中継なんかもあるのかもしれません。
デザイン先進国への、もう一歩
ロゴ問題で、日本のデザインにおけるあらゆる意思決定には問題があることが浮き彫りになりました。ロゴ問題で本当に焦点が当たらなくてはならなかったのはパクったパクられたという話よりも、意思決定のプロセスが適切でなかったということです。ロゴの作りなおしには「無駄遣い」という印象がついてしまいましたが、今までの意思決定プロセスが見直され、ほんの少し前進できたのではないかと思います。
よりデザインの価値が高まる社会へ、そのために必要だった事象なのかもしれません。
人口減少、2020年のその先は?
日本はこれからどんどん人が減っていきます。そして東京五輪が終わると不況が訪れるのではないかという見通しが多く発表されています。そのときデザインやテクノロジーはどんな価値を提供していけばいいのでしょう?自分たちがどんなことをやっていて何を残していけるのか、4年後はあっという間にやってきます。
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書き手:小島 芳樹 Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。 Twitter: @yoshikikoji |
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