まとめ

2〜3年後にはPokémon Go Phoneとかって端末が出ているのかもしれないっていう未来予測

2016-7-16

Pokémon Goの配信が始まって、なんかもうとんでみないことになってますね。とりあえずTechCrunchに載っているのだけあげてもこんなにニュースが出ています。
Pokémon Go、欧州で利用可能国を増やす中、日本などへの対応は「まもなく」と時期を明言せず
Pokémon Goのインストール数、Candy Crush、LinkedIn、Lyft、Tinderなどを上回る
Pokémon Go、スポンサー付き場所で広告導入へ
Pokémon Go、Twitterのデイリーユーザー数を抜き、滞在時間でFacebookを越える
Pokémon Goのエンジン、Unityが1億8100万ドルのモンスター資金調達―評価額は15億ドルと報道

なんかもうダウンロード数がすごいことになっているのと、驚くべきはアプリの利用時間がFacebookを超えているとか、いろんなところで事故が起きたとか死体が見つかったとか、レアなモンスターが偶然にも登場する飲食店がめちゃくちゃ儲かってるとか、嘘かホントかわからないニュースが溢れかえってますね。

そんな中でやっぱりいう人は言うわけですよ、ついに任天堂がスマホに手を出してしまった的なことを。自社でハードを作らない任天堂なんて任天堂じゃないみたいなことを言うんですよね。でも僕はPokémon Goは始まりに過ぎないって思ってるんですよね。

サービス側の企業がハードウェアやインフラを作る時代

もともとスマートフォンって中身はパソコンと電話を合体したものみたいな感じなので、作っていたのは携帯キャリアと電機メーカーでした。スマホはスマホだけあっても中身が空では使いようがないわけで、OSがあってその上にアプリが乗っかって、アプリによって何かしらのサービスをユーザーに提供してきました。なのでスマホってキャリアとメーカー発の機能であったりイノベーションが今もまだ強いんですよね。

でもここ最近、サービス発のイノベーションによってハードウェアやインフラが変わってきているという流れがあります。

Amazonの場合

例えばAWSという本のECを手がけていたAmazon発のクラウドサービスがあります。ECサイトを運営しているだけだったはずなのに、良いサービスを継続的に提供し続けるためには自社で思い切りでかいデータセンターを作っちゃおう、あれ?それってもしかしたら商売になるかも?そんなこんなしているうちにドローンの開発もやって物流の仕組みも変えようとしています。元々はインターネットや物流という過去に色々な企業が作り上げてきたインフラに乗っかってサービスをはじめたわけですが、今はサービスがインフラに影響を与えているという会社だと思います。

Facebookの場合

Facebookもサービスが拡大するにつれて、自社でFacebook Phoneの開発を行っていました。これって全然だめだったんですかね?それからInternet.orgというサービスでインターネットが行き届いていない地域の人がスマホさえあれば無料でインターネットを利用することができるという取り組みをしています。Facebookの場合はインターネット人口が増えれば増えた分だけユーザー数が増えるという予測が容易にできるので、そのために低価格スマホや低価格でのインターネット閲覧を実現して今行き届いていない地域に届けるのはザッカーバーグの悲願なのではないかと思います。

LINEの場合

さて上場しましたね、LINE。時価総額は9千億を超えたそうです。昨日の発表の中で、今年の3月に発表されたLINE MOBILEについての言及があり、提供開始は秋ごろになるようでした。LINEも行き着くところはユーザーの増加にはスマホのさらなる普及が必要というところで、そのための低価格MVNOサービスの展開を今後していくようです。LINEスマホみたいなのが噂されたこともありましたし、元々livedoor時代にソニーを買収という話もありました。今後の時勢によってはLINEが携帯キャリア・ハードウェアメーカー的なことをやってもおかしくないですよね。

Pokémon Goの場合

まず前提としてこのアプリって任天堂製ではないので、どこまで任天堂が口を挟んでいるのかわからないのですが、確実にスマホ上で展開するサービスのノウハウを任天堂は手に入れていると思うんですよね。任天堂としては他にも協業先がいて、これからさらなるアプリ展開をしていくはずですから、任天堂が絡んだアプリのユーザーはますます増えていくと思います。基本的には無料で遊べてユーザー数を増やし、課金はなるべく低価格におさえつつ、広告展開でユーザー以外からのビジネスも行うという流れになると思うんですが、そうすると限界ってスマホ利用者数から逆算すると見えてくるんですよね。この限界を突破するにはFacebookやLINEのように、ハードウェアやインフラ、ネットワークに飛び込んでスマホの利用者数をあげるしかないと思うんです。

任天堂は「ゲーム人口を増やす」というミッションに対してNintendo DSでチャレンジをして、見事な成功体験を得ています。だから今までスマホを使おう・使いたいと思わなかった人に新たなアイデアで「それなら自分も使ってみよう」と思わせることができる可能性を秘めた企業なんじゃないかと思うんですよね。この勢いでいけばインストール数はあっという間に主要のSNSやメッセージングサービスたちの仲間入りを果たして、ユーザー数の伸び率は鈍化するでしょうから、その後の事業開発がどうなっていくかが個人的にはとても楽しみです。

ゲーム以上の驚きの体験や、幸せを届けるサービスとして成長していって欲しいですね!

書き手:小島 芳樹
Webやスマートフォンアプリによるサービスを開発・提供する会社で働いています。
Twitter: @yoshikikoji